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Windows 11 OOBE ローカルアカウント作成の新しい回避策

Windows 11 の初期設定（OOBE: Out-of-Box Experience）で Microsoft アカウントの強制作成を回避し、ローカルアカウントを作成するための最新の方法について説明する。

背景

従来は oobe\BypassNRO.cmd を使用してネットワーク要件をバイパスしていたが、Windows 11 Insider Preview ビルド 26200.5516（Dev Channel、バージョン 24H2 相当）でこのファイルが削除された。そのため、より確実な新しい回避策が必要となっている。

新しい回避策（推奨）

Windows 11 Home 版および Pro 版で利用可能な方法は以下。

  1. Shift+F10 でコマンドプロンプトを起動する
  2. 以下のコマンドを実行する： 
    start ms-cxh:localonly

この方法により、Microsoft アカウントの作成を求められることなく、ローカルアカウントの作成画面に直接アクセスできる。

従来の方法（BypassNRO.cmd）

BypassNRO.cmd が利用可能な場合は、従来の方法も使用できる。

  1. Shift+F10 でコマンドプロンプトを起動する
  2. oobe\ByPassNRO.cmd と入力して実行する（自動で再起動される）
  3. LAN ケーブルを抜く（Wi-Fi 接続も無効にする）
  4. セットアップを進める
  5. ネットワーク接続画面で「インターネットに接続していません」をクリック
  6. 「制限された設定で続行」をクリック

注意事項

  • 新しい方法（ms-cxh:localonly）はより確実で、ネットワークの切断も不要
  • 従来の方法は BypassNRO.cmd ファイルの存在に依存するため、利用できない場合がある
  • どちらの方法も Windows 11 Home 版および Pro 版で動作確認済み

参考情報